木賊温泉の中ほどにあります。4~5台程の駐車場に車を停め、すぐ脇の階段を下ると川沿いに青いトタン屋根の建物が見えます。令和元年の台風19号の洪水で以前の建物は流されたとのことですが、地元や有志による支援で再建したとのことです。建物は雨風がしのげる程度の簡単な作りですが、シンプル・イズ・ベストな感じがとてもいいです。

入り口で200円を箱に入れる仕組み。一応ドアで仕切られた女性専用脱衣所があります。男性は浴室内に棚と脱衣かごがあり、ここで着替えます。丸見えです。もちろんロッカーとかありませんが、自分の荷物を目の前で監視できるので、荷物を盗まれたりすることはないでしょう。蛇口やシャワー付きの洗い場はありませんが、洗面器がいくつかあります。

奥と手前に浴槽二つ

週末の午前に訪問しましたが、偶然にも貸し切りでした。女性は近隣の旅館で湯あみ着を300円で借りられます。ただし、週末でも結構閉じている宿が多いので、開いている宿を探さないといけません。

浴槽は二つ。岩をくり抜いたような正真正銘の岩風呂。それぞれ5~6人程度入れそうです。湯口はなく、奥の浴槽の底から自噴しています。時折気泡がゆらゆら浮かびあがってきていました。入口に掲示されている温泉分析書には湧出量毎分54.3ℓ。泉温は43.8度とありました。ちょうどいい湯加減でした。

湧き出た温泉は奥の浴槽から手前の浴槽に流れていて、奥の方が熱く手前がぬるめ。お湯は無色透明でわずかに硫黄臭があります。温泉成分のせいか、底の石はぬめぬめしているので気を付けてください。

梁のあたりには、支援した方々の名前が掲示してあり、人々に大事にされている温泉なんだなと感じました。

秘湯度 ★★★★

泉質 ★★★+

清潔感 ★★★+

(2023年3月12日)

投稿者

ウッディ

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